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里山散策「しんもり花の郷」

足助新盛町 扶桑館前にOPEN  2026.5.1

新盛町の集会所前の里山を整備した「しんもり花の郷」のオープンを祝う実行委員会会長の鈴木光明さん。15分ほど歩くと山頂の展望デッキに着く。

 
 
 豊田市足助地区新盛町の集会所「扶桑館」前の里山に先月12日、新たな自然散策の場所「しんもり花の郷」がオープンした。整備した遊歩道沿いにサクラやモクレン、カタクリ、ミツマタ、ツツジ、カエデなど400本余りの花木や山野草が植えられており、一年を通して四季折々の花が楽しめる。
 
 扶桑館の周辺にはジビエ解体処理・販売施設の「猪鹿工房山恵」や農産物の産直市場もあり、地域活性化の中心となっている場所。しんもり花の郷は、さらに里山景観を美しくして地域住民の憩いの場にしたいとの想いで整備したものだ。整備構想は平成16年の扶桑館完成当初からあったが、本格的に動き出したのは令和3年から。新盛自治会の有志で実行委員会を立ち上げ、市のわくわく事業補助金も活用して続けてきた。会員は60〜70歳代が中心の男女30人ほどだ。
 
 オープンお披露目会には地元住民を中心に約90人が集まり、実行委員会会長の鈴木光明さん(73・新盛町)が5年間の活動を振り返って説明した。活動は毎週日曜日。雑木の伐採から遊歩道や展望デッキづくり、獣害対策用のワイヤー柵設置、花木の植樹まですべて会員の手で行ったという。斜面に展望デッキを作ってしまう技術は素人とは思えず驚かされた。
 
 植栽された花木につけられた名札を見ながら遊歩道を上っていくと、15分ほどで山頂の展望デッキに到着。振る舞いのお汁粉を味わいながら景色を楽しんだ。会長の鈴木さんは「地元の人たちから『ようやったね〜』と言われて嬉しかったです。会員みんなが地域のお役でなく自分の想いで動いてきました。休憩時間のお喋りも楽しみですしね。なかには80歳代の男性もいますよ」と目を細めて話す。また、この山の持ち主でしんもり花の郷のオープンを夢見ていた小澤庄一さんや、大変な作業道づくりや木の伐採に活躍した鈴木隆夫さんが亡くなったことを残念がっていた。今後も月2回の整備作業を続けていくそうだ。  【地域記者 大岩容子】