夢農人とよた 感謝しナイト
スイカ食べ比べ 2025.7.4

三角錐に切り分けた5品種がズラリ。スイカで乾杯して食べ比べを始めた。
豊田市を中心とする若手プロ農家集団・夢農人とよたが先月28日夜、応援してくれる消費者をおもてなしする恒例の交流イベント「感謝しNight!」を開催し40名ほどが参加した。会場は今年も自然派レストランほがらか若草店。例年は農繁期になる前の2〜3月頃に開催しているが、夏が旬の野菜も楽しんでほしい想いから、第9回目の今回はこの季節となった。
お客さんを楽しませる今回のメインイベントは「スイカの食べ比べ」。会長の黒野貴義さんが豊田市はスイカの産地としても知られていることや、スイカ農家のメンバー早野敦喜さんがこのイベントのために10品種ほどを育ててくれたことを説明し、その中から5品種を切り分けてテーブルにならべた。この日に向けて作り慣れない品種も育てた早野さんにはかなりの気苦労もあったそうだが、提供した5品種はどれも糖度がのって甘く育った。
今回の食べ比べは、5品種の甘さの順番(計測糖度)をお客さんの舌で当ててもらおうというもの。さっぱり味、濃厚な味など、品種による味の違いはハッキリ分かっても、甘さの順番を決めるのは難しい。しかも三角錐に切り分けた先端(スイカの中心)から食べ始めると皮側にむかってだんだん味が薄くなるので、ますます分からなくなる。農家集団ならではのとても面白いゲームになった。 【新見克也】