秀吉の千成瓢箪を始め戦国の30点
古橋懐古館秋特別展 11月の土日祝に開催 2026.10.30
秀吉の馬印として知られる千成瓢箪をはじめ、秀吉に関わった武将の装身具や書画等約30点を展示している。
豊田市稲武地区の古橋懐古館が11月に、秋季特別企画展を開催する。放映中のNHK大河ドラマが「豊臣兄弟」ということもあり、多くの人たちに親しんでもらえるようにテーマを「千成瓢箪(せんなりびょうたん)の戦国─秀吉にまつわる武将たち─」とした。同館は11月の土・日・祝日のみ期間限定で開館しており、鑑賞できるのはその11日間だけだ。
展示室1では、古橋家所蔵の戦国にまつわる約30点を展示。秀吉の馬印として知られる千成瓢箪を始め、加藤清正が所持したと伝わる烏帽子、織田信長や徳川家康ら秀吉に関わった武将たちの装身具や、由縁ある書画が展示される。また赤坂宿(豊川市)本陣桜屋の家宝で穂が60㎝を超える長槍(室町時代末期推定)と銘肥前国忠吉の短刀も初公開される。
展示室2のテーマは「繭(まゆ)から糸へ、糸から布へ」。三河の伝統産業であった養蚕に因み、繭から生糸、そして反物になっていく手順をパネルや道具の展示でわかりやすく解説し、蚕の繭で制作した繭花(まゆはな)でしつらえる。この繭花は花道家の小川珊鶴(さんかく)さん監修のもと、稲武の養蚕・製糸文化を継承する「いなぶまゆっこクラブ」と、同館を運営する一般財団法人古橋会が制作したもので、手芸品に終わらないクオリティで華やかに演出する。カラフルに染めた繭のかけらを使った〝繭アートワークショップ〟も常時体験できるそうだ。
古橋会常務理事の古橋真人さんは、「稲武にも歴史の深みと文化の蓄積を感じられるものがあります。紅葉の美しい季節に、ぜひ足をお運びください」と話してくれた。
開館時間は10時〜16時。観覧料は一般500円、小中高生250円。詳細は古橋懐古館ホームページへ。 【地域記者 奥田清美】