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豊田市消防出初・観閲式

階梯操法 初の女性太夫  2025.1.10

階梯操法で女性初の太夫を務めた遠藤さんは「消防団を知るきっかけになり、興味を持ってもらえれば」と想いを話してくれた。

 
 
 豊田市消防本部が11日、市民の消防に対する理解と信頼を深めるため「消防出初・観閲式」を開催し、消防職員156名と消防団員396名が団結や士気を披露した。
 
 今回は初めて豊田スタジアム内のピッチ周りで行われ、2基の大型ビジョンを活用して式の様子や消防PR動画、一斉放水の様子もアップで映し出され、観客席から臨場感あふれる様子を見ることもできた。
 
 観閲者である太田稔彦市長は、「今も復旧作業に取組んでいる能登の消防団に思いを馳せながら、備えること、地域の中で消防団の存在を高め理解を深めてもらうこと、地域のみなさんと連携を取ることで、消防団の地域での役割を再確認したいと思います」と伝えていた。
 
 江戸時代の火消しの心意気を示す、消防団隊による伝統の階梯操法では、第3方面隊の遠藤あおいさん(大学3年生)が女性としては初めて太夫(の上で技をする役)を務め、見事な演技を披露した。
 
 この日は消防に対する市民の関心や防火意識を高めるための「とよた消防フェスタ」も同時開催。多くの親子連れ市民が訪れ、はしご車の試乗体験、地震体験や消防音楽隊の演奏などを楽しんだ。
 
 消防本部予防課の𠮷川雄介さんは、「能登半島地震や東日本大地震を教訓に、災害が起きた時にどうしたらいいか考えてもらうブースを揃えました。様々な経験を通して学んでもらえれば」と想いを話してくれた。【有我 都】