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農業排水路も工夫次第

深場と逃げ場で生物激増 家下川リバーキーパーズ 2025.1.10

改修した水路には2カ所の深場があり、片方の深場には魚が逃げ込める穴もあいている。

 
 
 昨年度改修された豊田市上郷地区の新しい農業用排水路で、先月上旬、生きものがどのように利用しているかを調べる調査イベントが行われ、土地改良区職員・県職員・市職員・市民団体・教員・学生・地元企業の社員など様々な立場の30人ほどが楽しく参加した。
 
 これは上郷地区の市民活動団体「リバーキーパーズ」が主催したもの。この周辺の水田地帯には家下川を中心に大小さまざまな農業用排水路があり、矢作川とつながっていることもあって多くの生きものが上がってくる。ただ、排水効率だけを考えて造られた平坦な排水路は生きものにとって棲みにくい。
 
 家下川リバーキーパーズは、そんな排水路をちょっとした工夫で生きものが棲みやすい場所に変えようと、市のわくわく事業補助金も使いながら15年前から、豊田土地改良区や矢作川研究所の協力も得て毎年さまざまな実験や工夫、調査を行ってきた。砂や砂利を置く実験、簡易な堰で水位を上げる実験、段差への魚道設置など取組は様々だ。
 
 今回行ったのは、昨年度、豊田土地改良区が農業用排水路(中大排水路)を改修する際に、生きものが棲みやすくなるように設計段階から工夫した場所の調査だ。15年間の経験から、生きものが逃げ込みやすい深場を2カ所つくり、さらに片方の深場の側壁には魚が逃げ込める穴のあいた魚巣ブロックを使用した。
 
 調査は深場2カ所の水を抜き、生きものの種類数や数を比較して魚巣ブロックの効果を知ろうというもの。調査結果は明白だった。ただの深場で捕れたのは5種93匹。これだけ捕れたのも深場の効果だが、もう一方の逃げ込める魚巣ブロックがある深場では7種313匹もの生きものを捕獲できた。多かったのはタイリクバラタナゴ、タモロコ、オイカワ、カダヤシ(外来種)など。魚以外ではスッポンやモクズガニ、イシガイ等も捕れた。豊田土地改良区ではこの結果を今後の水路改修に活かしていきたい考えだ。 【新見克也】

わたしたちのお国じまん

稲武コミュニティ会議 異文化交流イベント 2025.1.10

各国のブースでは、お国じまん料理の試食が振る舞われた。

 
 
 豊田市稲武地区に在住する外国人や、嫁いできた海外出身者との交流を深める異文化交流イベント「わたしたちのお国じまん」が昨年11月末に開催され、会場となった稲武交流館に100人ほどが集まった。主催は稲武コミュニティ会議の文化部会。前年に続いて2回目の開催だ。稲武地区では人口の3・4%に当たる67人の外国人が暮らしているという。
 
 前半はステージで歌や演奏を披露。後半は各国の人たちが作った〝お国じまん料理〟の試食タイムで楽しんだ。
 
 ブラジルの人は誕生日やイベントの時に食べる「べジーニョ」を提供。コンデンスミルクとココナッツを練って作る甘いお菓子で、子どもたちにも好評だった。
 
 ミャンマーの人は米粉を使った麺料理「ムンヒンカー」を振る舞った。技能実習生として来日しているミャンマーの若い男性たちは、同国の男性の日常着であるバッソーという布を腰に着けて参加。「他の国の色々なものも食べることができて楽しいです」と笑顔で話していた。
 
 会場にはペルー、ブラジル、台湾、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、日本の7カ国のブースがつくられ、母国をもっと知ってもらおうと写真や説明なども掲示。各国のお国じまん料理は20分ほどで完食する人気だった。前回より子ども連れの来場者が多く、始終なごやかな雰囲気で歓談していた。
 
 文化会部長の西尾清二郎さんは農業実習生としてアメリカに一年滞在した経験があり、「外国の若者たちに日本での良い思い出を持ち帰ってほしい」と恩返しの想いを込める。
 
 この日は、豊田市文化振興財団の豊田彬子理事長も参加しており、「色々な国の文化を知ることができる良い機会です。文化の違いを知り、理解しようとすることは温かいまちづくりに繋がります。稲武がその先頭に立ってほしいですね」と話してくれた。【地域記者 奥田清美】


年末年始は新酒でいかが

豊田猿投の地酒「菊石」しぼりたて新酒販売中 2024.12.20 

新酒の搾りが一段落した新井康裕(右)と5年目の大橋真輝さん。

 
 
 豊田市猿投地区の地酒「菊石」の新酒販売が始まっている。年末年始の乾杯におすすめだ。
 
 新酒の第一弾は、先月29日に発売された定番のにごり酒「しろうま菊石」。やさしい甘さで後味がスッキリとしたお酒だ。720㎖が1375円、1800㎖が2750円。
 
 新酒の第二弾は今月7日に発売された「菊石本醸造もと初しぼり生酒」。しぼりたての爽やかさとお米の味わいで新酒のおいしさがあふれる清酒だ。720㎖が1500円、1800㎖が2904円。
 
 この秋の仕込みは厳しい残暑の影響で酵母菌の活性を抑えるのに苦労したそうだが、原料の米は意外にも高温障害による溶けにくさはなく味わいをしっかり出せたという。蔵元直売の年末の営業は、29日は日曜日だが営業。30日は正午まで。年明けは6日から。問合せは☎45・0020へ。
 
 年が明けるといよいよ吟醸酒などの繊細な酒の仕込みが始まり、酒蔵は緊張感に包まれる。 【新見克也】


豊田市美術館 企画展

しないでおく、こと。─芸術と生のアナキズム 2024.12.20

コーポ北加賀屋について説明する関係団体のスタッフたち。

 
 
 豊田市美術館がいま、企画展「しないでおく、こと。─芸術と生のアナキズム」を開催している。芸術と社会にどっぷりと関わりながらも、軽やかに抵抗・逃避し、創造してきた人々の絵画や立体作品、映像など多種多様な作品が並ぶ。
 
 アナキズムとは、国家や宗教など政治的権威と権力を否定し、個人の自由が重視される社会を運営していくことを理想とする思想のこと。近代化が進んだ19世紀末、アナキズム運動に共感した新印象主義の画家カミーユ・ピサロ、ポール・シニャック、ジョルジュ・スーラらの作品が並ぶ。絵の具の混色を避け、全ての色彩を均一に配置しながら描いた作品だ。
 
 展示のなかには、かつて産業化の進む都市生活を逃れて多くの芸術家たちが集った、スイスの「モンテ・ヴェリタ(真理の山)」を歴史的資料で紹介するコーナーもある。
 
 大阪市の木津川河口の北加賀屋のまちにある協働スタジオ「コーポ北加賀屋」による構造物作品の展示(写真)も目を引く。建築家集団やアーティスト集団、NPO法人など、様々な分野の人や組織が集まり、それぞれが独自に、ときには共同しながら制作やイベントなどを繰り広げているという。
 
 期間は2月16日まで。観覧料は一般1500円、高校生・大学生1100円、中学生以下無料。月曜休館。  【地域記者 大岩容子】


放課後の校庭を子どもの居場所に

稲武で学校プレーパーク 2024.12.13

「いつもは出来ない遊びが出来る」「なくなって欲しくない」などの率直な意見もきかれ、楽しみにしている子どもたちも多い。

 
 
放課後も小学校の校庭で子どもたちが遊べるようにと、豊田市稲武地区で学校や地域の協力のもと〝学校プレーパーク〟が開催されている。主催しているのは地元で居場所づくりの活動を続けている市民団体「稲武プレーパーク」だ。
 学校プレーパークは「豊田市子ども条例に基づいた事業」という企画名で同地区のわくわく事業の一つに認定され、毎月1回ほどのペースで今年度5回開催してきた。開催時間は下校後の15時から16時半まで。学校の遊具の他、スラッグラインやタイヤ、スコップなどで遊びに没頭する子どもたちの姿が見られる。ノートやペン、ボードゲームもあり、その脇で宿題を進める子もいる。何をするかは自由。見守りはスタッフと有志が担っている。
 稲武地区では小学校区が広域なためバスを利用して小学校へ通う児童も多く、そのため学校から帰宅したあと友達と自由に遊べない家庭も少なくない。子どもたちが学校プレーパークを好きな理由の一つはそこだ。保護者からも「場所が学校なので遊ばせるのに分かりやすいし安心」という声があり、子ども園が終わって遊びに来る未就園児の親子も多い。
 稲武プレーパークは9年前に活動を始め、道の駅から500m程の自然豊かな場所を拠点にして山の中のプレーパークを開催している。代表の三浦明美さんは「子どもたちの『やってみたい』『やりたくない』を子ども自身が選んで決められるような、こどもの権利が守られる場所にしていきたいです」と話してくれた。
  【地域記者 奥田清美】


トラクターと綱引き

豊田市立猿投台中学校が菜の花栽培で環境学習 2024.12.13

トラクターとの綱引き対決では、生徒たちは環境に優しいバイオディーゼル燃料のパワーに圧倒されていた。

 
 
 豊田市立猿投台中学校の1年生158名が9月から、菜の花栽培を通した全5回の環境学習を行っており、先月19日にはトラクターとの綱引きも行った。講師を務めたのはNPO法人豊田・加茂菜の花プロジェクト会長の梅谷明子さん(51・花丘町)だ。
 この日の授業では、まずプランター栽培している菜の花の間引きを体験した。この菜の花は3月の卒業式に飾られ、そのあと根元から15㎝ほどを残してカットし、再度4月に花を咲かせて新1年生の入学式にも飾られる予定だ。菜の花を手入れした後は、廃食油で作った石鹸を使って靴下の洗濯も体験。生徒たちは「こんなにきれいになるとは思いませんでした」と驚いていた。
 メインイベントの綱引きに登場したトラクターを動かす燃料は、廃食油から作ったBDF(バイオディーゼル燃料)。CO2排出量がゼロカウントの地球環境に優しいエネルギーだ。生徒たちには「トラクターで耕した畑に菜の花が咲き、収穫すると菜種油や油かす(肥料)になり、廃食油から作ったBDFでトラクターが動きます。これを資源環境サイクルといいます」と説明していた。生徒たちはやる気満々で綱引きに挑んだがトラクターのパワーに完敗。排気ガスの匂いを嗅ぐ体験では「焼肉屋の煙のにおいだ!」と驚いていた。
 梅谷さんは「環境を良くするには、遠くの世界の大きなものを見るのではなく、自分の身の回りのことを〝なぜ〟〝どうして〟と考えて選択し、今よりちょっと環境に良いことをしながら生活してほしいですね」と想いを話してくれた。
 NPO法人豊田・加茂菜の花プロジェクトは、菜の花を象徴として資源循環を構築していく活動や農地・自然環境の保全に取り組み、また菜の花油の生産や廃油の利用などを通して持続可能な循環型社会の創出を目指している。   【有我 都】


うめつぼ100人ピザ

福祉と地域 顔の見える関係に  2024.12.6

「ピザを通して地域がつながり顔の見える関係づくりができれば」と開催されたうめつぼ100人ピザ。多世代100人の笑顔が集まり、楽しい時間を過ごした。

 
 
 豊田市梅坪台地区の住民100人でビザパーティーをしようというイベント「うめつぼ100人ピザ」が先月23日、地区内にあるデイサービスよっといでん(西山町)で開催された。主催したのはNPO法人ほっとほーむよっといでんの中垣義治さん(34)だ。
 よっといでんには手芸部や園芸部があり、さらに生涯スポーツの1つ「フライングディスク」も取り入れ、高齢者がイキイキと活動している。しかし地域の人たちには、「デイサービスは介護が必要になってから通う場所」「若い世代は関われない場所」というイメージがあると感じていた中垣さん。「100人ピザ」というインパクトあるネーミングのイベントで地域の人に施設を開放し、よっといでんの活動を知ってもらいたいと考えた。さらに、「ピザを通して地域がつながり顔の見える関係づくりができれば」とも考えて開催を決めたという。
 自治区をはじめ地域の交流館や民生委員、子ども食堂の協力も得ながら企画を深めていった中垣さん。地域にチラシを配布し9月29日から募集を始めると、仲間から地域の人たちに想いの輪が広がり、27日間で申し込み100人を達成したそうだ。
 当日はスタッフだけでなく、同施設で月1回開催しているカフェのボランティアや利用者も運営側で活躍。レンガ造りのピザ窯はコロナ禍で嫌気がさしていた頃に「何か楽しいことができないか」と製作したものだ。参加者はバイキング形式でビザ生地にソースを塗り、ベーコン、玉ねぎ、トマト、チーズなどをお好みでトッピング。子どもにも簡単だった。
 トッピングしたピザを窯に入れると、2分で美味しそうなピザが焼き上がった。100人目の家族が来場したのは午後1時前。みんなでクラッカーを鳴らしお祝いした。
 企画した中垣さんは「みなさんに頼りながら地域の多世代がつながれました。次は200人ピザにチャレンジしたいですね」と想いを話してくれた。【有我 都】


 

お祖母さんの柿畑と技術継承

みよし市の伊藤結果さん 2024.12.6

90歳を超えたお祖母さんから受け継いだ柿畑で収穫する伊藤結果さん

 
 
 光沢のあるオレンジ色の実を手に「この柿、色も形もかわいいでしょう?」とほほ笑むのは、みよし市北部の柿農家「」代表の伊藤さん(34)だ。
 結果さんは幼い頃からお祖母さんの育てる柿が大好物で、柿畑の仕事を手伝ってきたそうだ。そのお祖母さんが90歳を超えて引退するのを機に、味と柿畑を守り受け継いでいくことを決意し、1年間の農業研修を経て昨年新規就農した。「」というユニークな屋号は、一緒に栽培している父親の茂さんと母親の俊子さん、そして自分の名前から一文字ずつとって名付けた。
 栽培方法は〝おばあちゃんのやり方〟を忠実に守っており、みずみずしさとシャキッとした歯ざわり、程よい甘さが自慢だ。その美味しさと栽培の様子を多くの人に知ってもらおうと、インスタグラムで積極的に情報発信している他、マルシェやイベント等での対面販売にも力を入れ、消費者と直に接することを大切にしている。
 「柿は苦手と言う人が試食して『美味しい!』と言ってくれると、思いが伝わったと感じて嬉しいんです」と話す結果さん。小中学校の校外授業や調理実習にも協力し、若い世代だからできることを見つけて、みよしの柿を広めていきたいそうだ。
 今秋は気温が高いため収穫期が短く、12月初めには収穫終了の見込み。見た目が多少黄色くても十分熟して味がのっているそうだ。また今年は全国的にカメムシが大量発生して果汁を吸われた跡が残るものもあるが、中までは傷んでいないので黒くなっている部分を切り落とせば美味しく食べられるそうだ。
 茂俊結の柿は大手スーパーの地元特産物コーナーや、各種マルシェ、インターネットで購入できる。みよし市果樹組合主催の柿オーナー園制度にも参加していて収穫体験もできる。【八木 愛】


消防ホースで御守り

防災学習センターで秋の防災企画展も 2024.11.22

 
 
 豊田市消防本部がこの度、役目を終えた消防ホースを価値のあるものとしてアップサイクルし、オリジナルの「消防ホース御守り」を製作・販売した。200個限定で残り少ないそうだ。
 この取組は秋季全国火災予防運動(今月9〜15日)に合わせ、広く市民に火災予防を啓発する取組の一環として企画されたものだ。障がい者の仕事づくりの観点から、福祉施設の就労支援を行っている豊田市共同受注窓口㈱アルディと連携し、豊田西病院内にある福祉施設サン・ワークショップ(保見町)が製作を担った。
 御守り袋のサイズは縦7㎝×横4㎝で、表面には市消防本部の腕章と「火の用心」のメッセージがプリントされている。また、購入者自身が願い事を記入して御守りの中に入れるための用紙も同封されている。
 消防本部予防課の森脇涼太さん(33)は、「消防ホースに触れ、御守りとして身につけて身近に感じてもらうことで、防火意識の向上につながるといいですね」と想いを話してくれた。
 なお消防本部予防課では、防災学習センターのオータムフェア・防災企画展を今月末30日まで開催中。中部電力パワーグリッド㈱、東邦ガスネットワーク㈱や愛知工業大学も協力している。
 火災予防対策を学ぶ・身につけるコーナーでは感震ブレーカーや住宅用火災警報器を紹介。災害に備えるコーナーでは災害時のライフラインについて学べるパネル展示が行われている。
 常設展のコーナーには今夏からキッズスペースが設けられ、子どもも楽しめる消防等に関する本も置いてある。【有我 都】


男の珈琲塾

とよた男女共同参画センター 2024.11.15

あぶさんと店主の鈴木さん(中央)からレクチャーを受けながら焙煎を体験する参加者たち。

 
 
  コーヒーのプロから焙煎方法や淹れ方を学び、人生をより豊かに過ごしてもらおうという男性応援講座「男の珈琲塾」が10日、とよた男女共同参画センター「キラッ☆とよた」で開催され、20〜60歳代の男性23名が参加した。講師には市内神田町にある「自家焙煎珈琲あぶさんと」の店主鈴木敏男さんが招かれた。
 鈴木さんはまず、「コーヒーの焙煎講座はなかなかありませんから、を見る機会もあまりありませんよね」と話を切り出し、用意した2種類のコーヒー豆の特徴やハンドロースターなどの道具の使い方を説明。焙煎によって生豆の水分が抜けていくと〝パチパチ〟と豆が弾ける音がし、細かい優しい音に変化したら煎り上がりの合図だということや、火加減によって焙煎度合い(浅煎り、深煎り)が変わることを解りやすく伝えていた。
 参加者は4人ずつのグループになり、火加減や煎り方のコツなどを質問しながらハンドロースターによる焙煎を体験。1種類目の豆を深煎りし過ぎてしまったグループも、2種類目には要領を得て上手く焙煎でき褒められていた。
 焙煎の後はコーヒーミルで豆を引いて淹れ方をレクチャー。自分たちで焙煎した2種類のコーヒーを飲み比べた。鈴木さんが「同じ豆でも煎り方によって全く違う味になりますよ」と伝えると、参加者から「全部のグループの珈琲を飲み比べてみたい」という意見も出ていた。
 講座の終了後、参加者たちは「道具を揃えてコツを掴みたい」「気軽に始められそうなので自分のスキルの1つとして試してみたい」「同じテーブルの仲間と話しながら楽しめました」と感想を話していた。
 同センターは男性応援講座として来年1月に「親子ハンバーグ作り講座」も予定している。新しい経験やつながりを楽しみ豊かな生活を見つけることで、家事参画や社会貢献のきっかけ作りにつなげていきたい考えだ。     【有我 都】


日台の版画40点が並ぶ

豊田市美術館ギャラリーで版画交流展2024.11.15

オープニングで版画の技法について説明する台湾の作家

 
 
 版画を通して日本と台湾の親善交流を図ろうと、豊田市美術館ギャラリーで12日から「名古屋・台北版画交流展」が開催されている。期間は今週末17日(日)まで。入場無料だ。
 この版画交流展は現代美術作家の山田さん(86)を代表とする「名古屋を考える美術家の会」が主催したもので、台湾国立師範大学を中心とする版画家20名と、名古屋を拠点に活躍する版画家11名が計40点ほどの作品を出品している。
 両者の交流は2年前に台湾で開催された国際版画展がきっかけ。今年6月には台湾で「台北・名古屋版画交流展」を開催し、日本側から10名が訪れて大学内の工房で演習や技法についての意見交換をしてきた。
 今回はその返礼として日本での開催。豊田市美術館を会場に選んだのは現代アートの企画展示で国内外に高く評価されており、台湾の作家たちに喜んでもらえるからだという。代表の山田さんは見どころを、「台湾の版画作家の技術と、日本の版画作家のアイデアの面白さを見比べてください」と話す。日本は版画の歴史が古く技術面でやり尽くされた感があるため、現在は技術よりもアイデアの面白さを追求する方向へ向かっているという。一方、版画の歴史がまだ浅い台湾の作家たちは技術を追求する流れの中にあるそうだ。
 初日のオープニングは日本らしく琴の演奏でもてなした。 【新見克也】


丹野氏13万票超え圧勝

衆院選 愛知11区(豊田・みよし)2024.11.1

 

全トヨタ労連の支援や多くの女性の支持を集め、大差で初当選した丹野みどりさん。「地域の悩みは国の悩みです」と、国民の声を大切にし、形にしていくと決意の表情も見せていた。夫の丹野将基さん(写真左)と二人三脚で選挙を勝ち抜いた。

 
 衆院選が先週27日に投開票され、派閥の裏金問題で逆風の自民党が大敗。豊田・みよし市の愛知11区でも自民党に対する民意は予想していた以上に厳しく、当選4期で環境副大臣の八木哲也氏(77・4期)が惨敗する結果となった。
 一方、国民民主党から立候補し、全トヨタ労連の推薦を受けた丹野みどり氏(51)は自民批判票の受け皿にも。NHKが午後8時にいきなり当確を出し、選挙事務所は大騒ぎになった。
 丹野氏は名古屋市出身。トヨタ労組の古本伸一郎氏が引退した愛知11区で国民民主党から立候補するため、2年前に豊田市へ拠点を移し、来たる衆院選に向けて街頭演説やおしゃべり会などの活動を精力的に続けてきた。こうした地道な活動は多方面で評価され、自民批判の無党派層の心をつかんだようだ。
 全トヨタ労連の推薦については、古本伸一郎氏のような労組の組織内候補ではなく、組織外の候補であるため組織末端への浸透が難しいと思われたが、結果的に無党派層の市民パワーと労組の組織力で13万4千票余を獲得。大勝利した。
【新見克也】


 

豊田市指定有形文化財 旧松本家・遊佐家長屋門 

秋の特別公開 2024.11.1

柳澤二郎さんに教わりながら、折り紙のように折るだけで丈夫なトートバッグが完成した

 豊田市高橋地区の寺部町にある市指定有形文化財「旧松本家長屋門」と「家長屋門」が、先月26・27日の2日間特別公開された。また公開に合わせて、ほほえみ地蔵画、染物、ステンドグラスなどの作品展示会や染めもの体験会も催され、市内外から多くの人たちが訪れた。
 旧松本家長屋門と遊佐家長屋門は市内でも数少ない武家屋敷の建築で、どちらも2009年に豊田市の有形文化財に指定されている。
 徳川家康の時代の寺部は、若い頃から多くの合戦で家康を支え「槍の半蔵」と呼ばれた徳川十六将の渡辺が治めた地。町には城(陣屋)があり家臣の屋敷も置かれていた。現在も渡辺家の菩提寺である寺や寺部城跡をはじめ、「旧松本家長屋門」や「遊佐家長屋門」のように、守綱に仕えた家臣たちの居宅の一部が城下町の面影を残している。
 松本家は御給人、小納戸方、殿様の側役などの役職を務め、遊佐家は寺部の普請奉行として仕えてきた家柄。旧松本家長屋門の土地と建物は市に寄贈され、また遊佐家長屋門は第15代当主の遊佐幸子さんが管理して、「長屋門公開中」と掲示されている時は見学できる。
 遊佐さんは「この長屋門は、残さなければという思いで補助の無いなか維持管理しています。皆さんの応援や協力に感謝しています」と想いを話してくれた。 【有我 都】


挙母祭り 
山車 勇壮に曳込み 2024.10.25

朝10時本楽の朝10時、八台の山車が次々と神社境内へ山車を曳き込まれていく。

 
 豊田都心の挙母神社の例大祭「挙母祭り」が先週末19・20日に開催された。初日のは雨のため、中心市街地でを運行する五町曳きは中止となったが、翌日の本楽は秋晴れ。多くの観客やカメラマンが集まるなか、上町三町と下町五町の山車八台が挙母神社へ曳き込まれた。先頭のは喜多町が務めた。
 
 挙母祭りは中心市街地や樹木地区の人づくり、まちづくりにも深くつながる素晴らしい祭りだ。ただ山車の運行には課題も少なくない。その最たるものが山車の上で若い衆が吹き鳴らす「突撃ラッパ」だろう。場違いな上、山車の中から聞こえるお囃子の音色を自ら掻き消し、祭りの雰囲気を台無しにしている。
 
 記者は今年も本楽の朝、挙母神社への山車の曳き込みを見てきた。神社前に列んで待機する八台の山車からは太鼓の重低音が響いていてゾクゾクする。しかし、それはすぐに突撃ラッパのカン高い騒音で掻き消されてしまう。残念だ。祭りをより良くしていきたい想いがあれば真っ先に排除すべきものだと思うのだが、どうしても無くならない。   【新見克也】


紙製の米袋をトートバッグに
都市と山村交流のきっかけに 2024.10.25

柳澤二郎さんに教わりながら、折り紙のように折るだけで丈夫なトートバッグが完成した。

 
 丈夫な紙製の米袋をアップサイクルしてトートバッグを作るワークショップが今月2日、豊田市足助地区町のアトリエ・チェルシーで開催された。講師を務めたのは旭地区在住の柳澤二郎さんだ。
 
 柳澤さんは旭の拠点施設つくラッセルで勤務しながら自宅用の米を栽培している。普段使っている30㎏用の米袋が紙製ながらとても丈夫なので捨ててしまうのはもったいないと思い、オリジナルのトートバックを考案。愛用しながら改良を重ね、ミシンや接着剤などによる補強をせず、カッターナイフで切って折り紙のように折るだけで重たい書類なども入れられるバッグが完成した。持ち手も含めて1枚の紙袋を余すところなく有効に活用し、また持ち手の部分に着物の帯結びを応用するなど和の知恵も取り入れている。用途に合わせてバッグの大きさや持ち手の長さを変えることも可能だ。
 
 柳澤さんは、都市住民が山村の農家とつながって直接お米を購入したり、田植え体験に訪れたりする機会が増えることを願い、米袋トートバックがそのきっかけになればと考えている。「おったんとーと」と命名し、商標登録を申請中だ。
 
 岡崎市からワークショップに参加した伊藤真千子さんは、「実家で作ったお米をいつも食べているので米袋がたくさんたまっていて、何かに使えないかなと思っていました。デザインも素敵で気軽に作れるので、とってもいい活用法だと思います」と嬉しそう。会場となったアトリエ・チェルシーのカカムトモエさんも「作る人によっても、使う米袋によっても違うものができて、どれも可愛いですね」と笑顔で話していた。旭のつくラッセルでも11月1日(金)に同様のワークショップが開催される予定だ。 【地域記者 戸田育代】


衆院選愛知11区八木氏背水の陣
国民丹野氏 労組末端への浸透は   2024.10.18

左から丹野氏、八木氏、植田氏
 

 
 衆議院議員選挙が15日に公示され、いよいよ12日間の選挙戦に突入した。愛知11区(豊田市・みよし市)では自民党、国民民主党、共産党から写真の3氏が立候補している。
 
 自民党からは現職4期で環境副大臣の八木哲也氏(77)が立候補した。八木氏はこれまで小選挙区でトヨタ労組の古本伸一郎氏に勝てなかったが、比例復活で当選し続け、前回4回目の選挙では古本氏の突然の引退によって不戦勝的に小選挙区で当選した。八木氏にとってこれまでの選挙と大きく違うのは、党の内規によって比例復活当選が無いということだ。つまり小選挙区で勝つしか道がなく、陣営はそのことを有権者に伝えて危機感を訴えていく。 
 
 国民民主党からは元CBCアナウンサーで新人の丹野みどり氏(51)が全トヨタ労連の推薦を受けて出馬した。2年ほど前から豊田市に移り住み、衆院選にむけて街頭演説や市民とのおしゃべり会を精力的にこなしてファンをつくってきた。労組の支援については、まだ丹野氏の名が組織末端まで浸透していない状況。そこへのアプローチがカギになる。   
 
 共産党は元党専従職員で新人の植田和男氏(75・岐阜県御嵩町)を擁立。出発式は豊田市駅前で開き約30人が集まった。植田氏は「この総選挙は裏金問題が大きな争点。自民党は総裁選挙で顔を変えたが、お金で動く政治は変わらない。石破さんにも裏金問題が持ち上がってきた。彼は総理大臣になってわずか9日間で国会を解散した。逃げ切り解散です。真相解明のためにもぜひ日本共産党に力を」と呼びかけた。


豊田市博物館開館記念展
「旅するジョウモンさん」   2024.10.18

新潟県十日町市で出土した国宝の火焔型深鉢形土器(手前)と、青森県つがる市で出土した重要文化財の円筒上層式深鉢形土器(奥)

 
 
 豊田市博物館で4月のオープン後初めての企画展となる開館記念展「旅するジョウモンさん─5千年前の落とし物─」が始まった。期間は12月8日まで。国宝などの重要な展示物を扱う部屋の新築は、有害物質を出し切るために完成から二夏経ないと使えないルールがあるため、開館記念展が秋開催となった。
 
 テーマは豊田市内にも遺跡の多い縄文時代。約1万年という長い期間続いた同時代のなかでも、とりわけ地域色が豊かでユニークな土器が作られた中期(約5千年前)にスポットを当てている。国宝の型土器(新潟県十日町市博物館蔵)をはじめ重要文化財22点を含む約420点の土器や石器、土偶などの展示物を全国各地から集めており、近隣の博物館では近年に無い規模だという。
 
 展示はタイトルになっている主人公の「ジョウモンさん」が自身の生き方を通して縄文時代を解説していくというもの。ジョウモンさんは長野県伊那地方生まれの20代後半の男性で、10〜20代のころ全国を旅してまわり、今は結婚して奥さんの実家がある豊田市の水汲遺跡に家族と住んでいるという設定だ。展示は6章に分けられており、①人口増加とともに文化的で地方色が豊かであったこと、②縄文土器の形や文様の特徴、③食料や道具の材料、④装身具の原石、⑤土偶や願いが込められたモノ、⑥縄文時代中期の終わり頃の出土遺物、の順で、とても解りやすく観て回れる。
 
 担当学芸員の名和奈美さんは、「教科書に載っている有名な国宝の火焔型土器をはじめ、全国の同じ時期のいろいろな形や文様の土器を一度に見ていただけ、縄文時代の暮らしも知っていただけます。ジョウモンさんと一緒に5千年前の旅を楽しんでください」と想いを伝えていた。【有我 都】


豊田商工会議所のラリーカー完成
会員55社がスポンサーに   2024.10.4

豊田商工会議所会館で開かれたお披露目会で
 

 豊田商工会議所は今月1日、豊田市内で12月1日に開催予定の「トヨタガズーレーシング(TGR)・ラリーチャレンジ」に出場する独自のラリーカー「WE LOVE とよた号」の完成披露セレモニーを商工会議所会館(小坂本町)で開いた。
 TGRラリーチャレンジは入門編のラリー競技。2018年から豊田市も開催都市となっており、同会議所も「元気なとよた」をアピールし、「くるまのまち豊田」のラリー文化を醸成していこうと、会員企業から協賛を募って2020年から出場している。今年で5回目だ。独自のラリーカーで競技に出場している商工会議所は全国でも豊田だけだという。
 お披露目会の冒頭では三宅英臣会頭があいさつ。昨年より多い55事業所が協賛してくれたことに感謝し、「豊田がラリーの聖地にとなるよう継続してみなさんで盛り上げていきましょう」と想いを伝えた。
 お披露目したラリーカーはトヨタGRヤリスの新型で、これまでよりもエンジン性能が格段に向上しているという。外装デザインは市の花「ヒマワリ」をイメージした黄色をベースに、葉の緑色をイメージした幾何学模様があしらわれた印象的なカラーとなっている。ドライバーには広島県出身で中京大学3年生の森島和輝さん(20・写真右)を新たに採用した。
 子どもの頃から車好きで、2022年に見たラリージャパンに衝撃を受けてラリードライバーを志したという森島さん。「最高のパフォーマンスを披露し、良い形で完走して優勝したい」と意気込みを伝えた。コ・ドライバー(助手席のナビゲート役)を務めるのはラリー競技歴25年のベテラン宮部さん。 【有我 都】


大豊工業労働組合
フードバンクへお米寄付   2024.10.4

大豊工業労組の2人からお米の寄付を受け取るあいステさくらの山内健二理事長。

 
 豊田市緑ヶ丘の大豊工業労働組合が今月8日、益富地区で子ども食堂の食材管理をしている愛知西三河子ども応援ステーション(あいステ)さくらへお米の寄付を届けた。今後、市内の子どもの施設に届けられる。
 お米を届けたのは執行委員長の長谷貴普さん(43)との青山翔一さん(40)二人。子どもたちのために何かできることはないかと考え、日持ちして誰もがいつも食べているお米を寄付する事となったという。労組執行部が主体となるのではなく、組合員一人ひとりが携わりやすく、個々の支援や寄付の意識のきっかけになればと「米(マイ)サポートプロジェクト」を立ち上げ、組合員みんなにお米の寄付を募った。
 9月の研修会で集める予定だったが台風の影響で会は中止に。それでも33名がお米を持ち寄り、51合のお米が集まったそうだ。お米の袋には「たくさん食べて大きくなってね」「元気が一番!」などの心暖まる言葉の支援も添えられた。執行委員長の長谷さんは「自立と自走の組合員を目指しています。今回の取組が自分で行動して仲間をつくり自走するきっかけになれば」と話してくれた。
 あいステさくらで子ども食堂を担当する山内日出美さんは、「大豊工業労組の社会貢献への想いに共感しました。父親の立場であるお二人が、子どもたちの将来を想い描いて取組んでくれたことに心を打たれました」と感謝の気持ちを伝えた。
 同労組では組合員家族を大切にしようと、何十年も前から新1年生のいる組合員宅を一軒一軒まわり、新入学祝いの文房具セットを手渡している。その余剰分がたまると児童養護施設に寄付をするなどの社会貢献も続けているそうだ。
 あいステさくらでは子ども食堂の運営に必要な食材・物品・支援金の寄付を募っている。また寄付の方法を悩んでいる企業等の相談にも乗っている。問合せは山内さん(☎090・8151・7935)へ。   【有我 都】


豊田市議会がラリー継続賛成の意思も
附帯決議で当局に注文   2024.10.4

議会の様子
 

 豊田市議会9月定例会最終日の25日、すべての議案の可決後に、議員提出で世界ラリー選手権(WRC)の今後の継続開催について附帯決議が行われ、共産党以外のすべての会派が賛成した。当局が推進する「ラリーによるまちづくり」を応援しながらも、市議会の意思をあらためて強く示した形だ。
 今回の附帯決議は、可決された一般会計補正予算の中の、WRC継続開催に伴う〝債務負担行為〟補正予算(17億円余)に対して行ったものだ。
 この債務負担行為は、豊田市主催でWRCを開催中の3年間(2023年〜2025年)の、次の3年間(2026年〜2028年)も豊田市でWRCを継続開催できるよう、プロモーターに予算の裏付けを約束するもの。市長選以来、当局と緊張関係にある最大会派の自民クラブも、WRC継続のために必要だとして債務負担行為補正予算を認め、その上で附帯決議で注文をつけた。
 附帯決議の提案者は自民クラブの水野博史議員。市当局につけた注文は8項目。いずれの項目も既に当局が取り組む方針を示したものであり、また、市議会として当然確認すべき内容でもあるため、第2会派の市民フォーラム(労組)や野党色のある新しい風とよたも附帯決議に賛成の立場をとった。【新見克也】


足助の酒「範公」
10周年限定セット販売   2024.10.4

村定酒店

 
 足助産のミネアサヒ米を100%使用した足助の日本酒「範公(はんこう)」が誕生から10年を迎え、販売元の村定酒店がいま、特別限定セットを売り出している。
 
 「範公」とは鎌倉時代に足助を治めていた武将・足助次郎のこと。むかし足助の酒蔵でこの銘柄の日本酒が造られていたという。足助の酒蔵は戦後に姿を消してしまったが、今から10年前、村定酒店の店主・中山昌平さんが「地域や観光客に愛されるような足助の酒を造りたい」と発案し、足助商工会や地域住民の協力のもと、足助の新たな特産物として売り出した吟醸酒だ。おとなり稲武の関谷酒造吟醸工房に醸造を依頼している。
 
 中山さんは当時、「地域住民でつくること」を大切に考え、企画、銘柄、ラベル、箱に至るまで全てをみんなで話し合いながら作り上げた。酒米も地元産にこだわり、小粒で硬いミネアサヒ米は製造過程にひと手間かかっている。やや辛口ですっきりした味は地元の住民たち延べ100名による試飲を重ねて決めたという。
 
 残念ながら店主の中山昌平さんは今年4月に46歳で急逝したが、想いを引き継いで妻の中山美奈さん(47)が店に立つ。美奈さんは「10年経った今でも愛飲してくださる近所の方や観光客のみなさんがいて本当に嬉しい。これからもみなさんに愛される自慢のお酒でありたいです」と話してくれた。
 
 限定セットの内容はプレミアムラベルの範公500㎖瓶とミニ枡。ラベルには地域の家紋を数種あしらい、ミニ枡には範公の焼印が押されている。限定100セットで足助地区のみで買うことができる。値段はオープン価格。問合せは村定酒店(0565・62・0140)へ。
 
 なお村定酒店では珍しい生原酒の量り売りや、三州足助屋敷の職人が手がけた木製酒器とお酒のギフトセットなども販売している。木曜定休。【地域記者 庄司美穂】